牛の鈴音
監督・脚本・編集:イ・チュンニョル
プロデューサー:コー・ヨンジェ
2008年韓国映画
配給:スターサンズ、シグロ
3/6(土)〜 静岡シネギャラリー
3/20(土)〜 浜松シネマイーラにて公開
79歳のチェ爺さんと
40歳を超える老牛をめぐる
感動のドキュメンタリー
(以下、ネタバレ注意!!)
韓国では"牛の鈴音症候群”という言葉まで生まれたそうです。「この映画を観て泣かない人はいない」とも言われているそう。
たしかに。
私も例にもれず、泣いてしまいました(笑)
ただ、何かすごくドラマチックな展開がまっているのかと言われれば、そうでもないのです。そこに描かれているのは年老いた農夫の、繰り返される日常。チェ爺さんは毎日牛と一緒に畑に行きます。牛は40歳。普通の牛はだいたい15年くらいしか生きないってゆうから、相当のお爺ちゃん牛です。でもチェ爺さんはこの牛を毎日こき使います。ひょっとして虐待!?いやいや、その反面、チェ爺さんはどんなに大変でも、採りたての新鮮な草を牛のために用意したりするのです。愛情はしっかりと在るんですね。ところがある日、その老牛が老衰間近だと告げられてしまう…。牛の死を待つような暮らしの中で、チェ爺さんの牛への想いがじわじわと伝わってきます。じわじわ〜っと…そして、私はうるうる〜っとなってしまったワケです。
チェ爺さんもかなり不器用な人だけれど、それ以上におばあちゃんの愛情表現がとっても不器用。いっつもおじいちゃんに小言ばかり言っていて、しかもそれが辛辣、かつ、しつこいのね(笑)まぁおじいちゃんもその辺は心得たもので、うま〜く聞き流してるんだけど。でもさ、いっちばん泣かされちゃったのは、そんなおばあちゃんが言った一言だったのよねぇ…。
こんなに不器用な夫婦(&1頭)を、自然な形で撮影するのは相当大変だったんじゃないかしら?これが長編初作品となる監督さんは、2人(&1頭)がカメラを意識しないようにと、すーーーーーっごい遠くにセッティングして隠れるように撮影してたんですって(笑)すごい!それに、老牛がいつどうなるか分からないから、いつでも撮影に駆けつけられるようにしていたんだとか。かかった月日は3年あまり!まさに渾身の一作。
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