2006年11月の紹介作品
ウィンター・ソング
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☆☆☆
監督:ピーター・チャン
出演:金城武 ジョウ・シュン ジャッキー・チュン 他
映画俳優と女優と監督
過去と現在と虚構\n三つ巴の愛の世界
久々に映画らしいメロドラマを観た気がします。
ちょっとクセのある、濃〜い作品なので、好き嫌いは別れると思いますが。
私は「好き」に1票!
金城さん演じる映画俳優とジュウ・シュン演じる女優は、10年前に別れた恋人同士。
昔は貧乏で、頼りない2人でした・・・。
その後2人は上海と香港で別々に成功し、あるミュージカル映画で共演することに。
しかし、彼女はその映画の監督の恋人だったのです。
いわゆる三角関係。
2人の男が、愛に身悶えます(笑
いや、笑い事じゃないんですけどね。
映画の中(虚構)のシーンは、ミュージカルで表現されていて、
コレがなかなか見ごたえある映像でした。
レビュー風、てゆうんですか?
とても華やかで煌びやかで、曲も良かった!
(監督役のジャッキー・チュンは歌が本職ですからね☆)
ちょっと「シカゴ」を意識してるのかな?とも思いました。
余談ですが。
ジュウ・シュンちゃんは先日、中田英寿さんと一緒に中国の子供たちを訪問したようです。
永作博美さん似のまぁるい顔が(私は勝手にそう思ってます)、ニュース映像の端っこに映ってました。
カポーティー
☆☆☆☆
監督:ベネット・ミラー
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン キャサリン・キーナー クリス・クーパー 他
大ベストセラー「冷血」は、いかにして生まれたのか?
アメリカ文学界に名を残したトゥルーマン・カポーティーの真実。
さすが!アカデミー主演男優賞!!
フィリップ・シーモア・ホフマンのなりきりぶりに、ただただ脱帽です。
トゥルーマン・カポーティーという人は、当時としては珍しくゲイであることを公表していました。そして、人の心にスッと入ってゆく、不思議な親近感を持った人だったのではないかと思います。
フィリップは、いつもより声を高めに発声したり、歩き方や立ち姿、手の仕草、いろんなところで工夫しています。役作りのために、参考資料や著書を読みあさったそうです。
ストーリーは、サスペンスフルでドキドキしました。
特にカポーティーの“本音”がどこにあるのか?ということを、私はずっと考えながら観てました。もしかしたら、カポーティー自身にも分からなかったんじゃないかしら?とか。
映像はずっと暗めの色彩で通していて、こんなところでもカポーティーの心の闇を暗示しているようです。
「EASY TO REMEMBER」などのスタンダードナンバーが、時代感を演出。さらに、セリフの代わりにファッションで語る場面などは、監督のセンスを感じました。
静岡シネギャラリーで 11/11(土)〜公開
7月24日通りのクリスマス
☆☆
監督:村上正典
出演:大沢たかお 中谷美紀 佐藤隆太 上野樹里 他
夢見がちなヒロイン・サユリが繰り広げる
ファンタジックなラブ・コメディー
ラブ・コメ・・・って、日本映画にはあまり馴染まないんですよね〜。
日本人がやっちゃうと、な〜んか嘘っぽくなるからなぁ??
たしかに。
ちょっと。
違和感あるかも。
ま、もともとラブ・コメにはハマりにくい「あまのじゃく」な性格なんでね、私。
面白かったのは、ヒロインの父親の恋人役を演じたYOUさん。
同じセリフでも、彼女が言うと途端に愉快になるのね。
天性のコメディエンヌですわ。
もう!大好き!!
あとはエラ・フィッツジェラルドはじめ数々の♪クリスマス・ソングが、雰囲気あって良かったす。
一足早く、クリスマス満喫しちゃった気分です。
父親たちの星条旗
☆☆☆☆
監督:クリント・イーストウッド
出演:ライアン・フィリップ ジェシー・ブラッドフォード 他
第二次世界大戦の重大な転機となった「硫黄島の戦い」
そこで一体何が起こっていたのか?
アメリカ、日本、それぞれの視点から描いた2部作
戦争映画は苦手です。
人がたくさん死ぬのは見たくないし、エグい死体も見たくない。
その上、自国万歳!的な結末はもっと見たくない。
この作品も、正直エグいシーンには辟易としました。
しかし、さすが老練のイーストウッド監督だなぁと感心したのは、
過剰に感情移入することなく、徹底的に俯瞰で描いていることです。
エンドロールで、当時の実際の写真が映し出されるのですが、
それらを参考に、時代考証などもしっかり行われたんだと思います。
細かいところまで、再現していますから。
12月公開の「硫黄島からの手紙」も楽しみです。
日本人キャストの活躍も気になりますし。





