2006年6月の紹介作品
タイヨウのうた
☆☆
監督:小泉徳宏、出演:YUI、塚本高史、麻木久仁子、岸谷五朗 他
難病におかされた少女が、初めての恋を知って輝きを放ちはじめる・・・
シンガーソングライターのYUIさんが、映画初出演にして主演に抜擢されています。
と、ゆうのも、ヒロインにとって音楽はとても大切なものだから。
ギターと歌ができないと、このヒロインは演じられないんですねー。
実際、彼女の歌がたくさんたくさん映画の中に出てきます。
YUIさんの演技、とても一生懸命な感じが初々しいです。
ヒロインの恋模様にも心動かされました。が。
私が一番グッときたのは、岸谷五朗さん演じるお父さんの苦悩。
思わず涙腺が刺激されるセリフがいっぱいありました。
命を、精一杯輝かせること。それって自分次第なんですよね・・・
「初恋」

☆☆☆
監督:塙幸成 出演:宮崎あおい、小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、柄本佑 他
「3億円事件」の犯人は私かもしれない」
少女の身に起こった、鮮烈な初恋の記憶。
3億円事件、って実は詳細知らなかった。
当時、犯人が「ヒーロー」扱いされてた(一部で?)ってことも、全然知らなかった。
とても勉強になったなー、と(笑)
犯人の顔って、警察が発表した白ヘルの男の人、アレだよね!?
アレですら、ちょっとテキトーらしいよ。いいのか!?それで。
それはさておき。
主演の宮崎あおいちゃん。
最近、めっきりキレイになって、しかも表現力豊かな女優さんになった。
透明感があってイイんだよなー。(ちょっとオジサンぽい?)
この映画でも、微妙な表情とかを巧く演じているんだけど・・・
まず、足が長すぎてあまりに現代っ子な感じと、「不幸」が似合わない感じがちょっと違和感!?
あおいちゃんが悪いのでは決してないのだけれど。
でも、もちっと「ダサイ」感じの娘がしっくりきたのかな?と。
小嶺麗奈さんの「アバズレ」感はなかなか良かったな。(やっぱ、オジサンぽい?)
もしも事件の背景にこんな出来事があったとしたら・・・ちょっと素敵だと思う。
DEATH NOTE (前編)
☆☆☆☆
監督:金子修介 出演:藤原竜也、松山ケンイチ、香椎由宇、瀬戸朝香 他
死に神が落とした「DEATH NOTE」を、ある天才が拾う。ノートに名前を書くと、その人間は必ず死ぬという「死のノート」。主人公は、正義のため、犯罪者を次々と死に追いやるのだが・・・。
コミックならではの“ありえなさ”。私はとても楽しめた。
この作品は前後編に分けて公開されるそうで、「うわー!続き、気になるー!」ってゆう、とても巧い終わり方・・・まんまと、策略にハマりそう。これわ海外でもウケるんじゃないかしら?
私はコミックの方は全然読んでないので、どんな展開なのか全く予測不可能で、それがかえって良かったのかも。後編を見るまで、コミックには手を出さないことにしよう。
それにしても、藤原竜也さんって美しいなぁ。男性にしておくのはもったいない。そして、謎めいた、不敵な笑みがよく似合う。そんな表情、満喫できマス。
CINEMAの記憶 6月編
毎月発行されるK-MIXのタイムテーブルに掲載しているコラムです。6月号では、私の嗜好を暴露!?
『私は自他ともに認めるコーヒー好き。朝はミルクたっぷりのカフェ・オレ、ランチの後には苦味の効いたイタリアン・ロースト・・・など、(それなりに)ウルサイのである。
こんな私だから、映画の中でもコーヒーのシーンが気になったりする。例えば、「トリコロール 青の愛」でジュリエット・ビノシュがアイスクリームにエスプレッソをかけるのを真似してみたり(笑)、「コーヒー&シガレッツ」に登場するカフェやカップ&ソーサーにいちいちワクワクしたり。
と、枚挙にいとまがないけれども、最近観た中でお気に入りのシーンをひとつ。「かもめ食堂」で紹介されるコーヒーを美味しくいれる“おまじない”。お湯を注ぐ前の粉に人差し指を立て、「コピ・ルアック」と一言。これで美味しくなるんだって!でも、後でこんな風に付け加えられる。「一番のコツは、誰かにいれてもらうことさ。誰かが自分のためにいれてくれたコーヒーは美味しいからね。」
』
森田芳光監督
K-MIX静岡支社にて。
実は。監督がいらっしゃった時、静岡唯一のサテライトスタジオが生放送で使用中!(K-MIXは本社が浜松なのです。だから、静岡にはスタジオがひとつしかないのです。)
そんな事情で、支社の応接室(とは名ばかりのちょっとした打ち合わせスペース)に、ポータブルのMDを持ち込んで、録音。
普通のスタジオでは対面でお話するんですが、配線の都合もあってお隣に座って、録音。
しかも、特に防音対策など施してませんから、隣の部屋の音がつつ抜け。録音ボタンを押す前に「じゃ〜、そっちの部屋の皆さんお静かに〜!!」とか叫ぶ始末。
・・・・・
この状況には、百戦錬磨の森田監督もさすがに驚いていらっしゃいました。
「初めての経験だ〜!!」って。
でも監督!ラジオはこの身軽さが良いのです。
私は、わりとMD持ってどこへでも行っちゃうので、驚かれることにも慣れておりますです。
これに懲りずに、また来てくれるかしら??
インタビューの模様は、6/9(金)20時〜の番組内で放送します。
「アメリカ、家族のいる風景」
☆☆☆☆☆
監督:ヴィム・ヴェンダース 出演:サム・シャパード、ジェシカ・ラング、ティム・ロス、ガブリエル・マン他
自分が旅好きだからだろうか?
ロードムーヴィーには、コトサラ心惹かれる。
中でもヴェンダースの「パリ、テキサス」は大好きな1本。
「旅」そのものと、主人公の「心の旅」が絶妙にシンクロする・・・。
何度でも見たくなる作品だ。
その「パリ、テキサス」の脚本・監督コンビが、今回久々に復活!
しかもサム・シャパードは主演までしている!
てことで期待値大。
でもでも。
期待値大の時には大抵ガッカリするんだよなー・・・なんてゆう、
大人の経験からくる悲観主義が頭をかすめたりする。あー、哀しいヒトだ、私。
てことで無理やり平常心(?)に気持ちを持ってって、いざ映画館へ。
いやいや。
ごめんね、変な悲観主義に(勝手に)陥って。
やっぱり裏切りませんわ。この監督は。面白かったす。
今回はエンタテインメント性ってやつ!?に心配ってる感じがした。
前作「ランド・オブ・プレンティ」の時も思ったんだけど、
かつてのような“タメ”の時間をカットして、テンポいい編集をしているんだなー。
「ベルリン、天使の詩」とか(私は大好きなんだけど)、よく「寝ちゃうよー」ってヒトいるもんね。
そうゆう心配、この作品にはないと思う(笑)
でも、“タメ”で見せるべきとこはちゃーんと、しーっかり“タメ”てたりしてて、
そのさじ加減が私には妙にしっくりきた。
それから。
この映画に出てくる女性たちの素敵なこと!
彼女たちのセリフひとつひとつを、思わずメモとりながら見てました、私。
潔く、自立し、包容力に溢れ、愛情豊か・・・
これってやっぱりヴェンダースやサム・シャパードの理想の女性像なんだろうなー。





