追悼 今村昌平監督
2006/5/31
ちょうど1週間くらい前に、「“エロ事師たち”より 人類学入門」というちょっと恥ずかしくなるようなタイトルの作品を観た。1966年の日活映画だ。
”エロ事”に全てを捧げる主人公のスブやんと内縁の妻とその娘とのもつれにもつれた関係を描いている。
今村作品といえば「うなぎ」や「楢山節考」が有名で、もちろんカンヌでパルムをとるくらいだから素晴らしい作品なのだけれど、上記の映画には近年の作品にはない何かを感じた。モノクロ独特の質感も手伝ってか、圧倒的な質量で心にずどんとのっかってくる感じ。ものすごいインパクトなのだ。アートなのかオカルトなのか分からないようなシーンも数々。ストーリーもバカバカしいしね。バカバカしいんだけど可笑しいの。今村映画の源流がしっかりそこにあって、人間の欲望を独特のユーモアとペーソスでもって描いている。ラストシーンなんてもう衝(笑)撃的!!
やっぱこの監督、タダものじゃないなーなんて思っていた矢先・・・昨日の訃報。
慎んでご冥福をお祈りいたします・・・
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